銀行カードローンと消費者金融の違いとは?

銀行カードローンも消費者金融も、お金を融資する業務に関しては同じ。
最大の違いは『総量規制』対象か対象外か。

総量規制とは、企業ではなく個人の借り入れについて制限を設けた法律のことで、その法律を守らなければいけないのが総量規制の対象、無関係なのが総量規制対象外と呼ばれます。

金融機関には金融業を営む上で順守すべき法律があり、銀行は銀行法、消費者金融やノンバンクである信販会社は貸金業とされています。

総量規制は貸金業法で定められているので、消費者金融は総量規制対象、銀行は総量規制対象外となります。

この総量規制により銀行運営のカードローンと消費者金融ではできること・できないことが分かれます。

プロミス・アコム・モビットなど、銀行の傘下(グループ会社)に入っている銀行カードローンと表現されることもありますが、営業形態は消費者金融となり、銀行カードローンではありません。

大手消費者金融の中では、唯一アイフルが銀行の傘下に入っていない独立系消費者金融になります。

消費者金融か銀行かどうかによって守る法律が違うことで、貸付条件や受けられるサービスに違いがでてきます。

銀行カードローンと消費者金融の見分け方

申込先で口座が開設できるかどうかで区別できます。
消費者金融は金融商品を取り扱っていても、銀行ではないので口座を作ることはできません。

その他、公式ホームページのトップページの一番下の届け出番号で確認できます。
消費者金融の場合は「日本貸金業協会会員 第000002号」と書かれています。


(引用:【公式サイト】キャッシングなら消費者金融のアコム)

この「日本貸金業協会会員」が消費者金融であるという証となります。
銀行は銀行名が記載されています。

銀行名・カードローン名の同時記載や、金融機関コードを確認することもできます。

申込み資格の違い

無収入でなければ基本的にどちらでも借入申し込みが可能です。

専業主婦は無収入ですが、銀行カードローンのみ、配偶者に安定収入があれが申込み可能です。
ただし、すべての銀行カードローンに申し込みできるというわけではなく、専業主婦に貸付をするかどうかはそれぞれの銀行の判断によります。

消費者金融では、契約者本人に安定した収入があることが条件となります。

給与の金額は借入限度額に影響しますが、申込み資格には影響なし。
毎月大きな上下がなく、給与があればOKです。

銀行では、配偶者に安定した収入のある専業主婦が借りられるカードローンもあり、もちろん本人に収入のある主婦も借りられ、消費者金融では本人に収入のある主婦だけが借りられることになります。

消費者金融では配偶者貸付を実施している会社では、専業主婦もその配偶者貸付制度を利用して借入をすることができます。

大手消費者金融では配偶者貸付制度は利用できない

配偶者貸付とは、夫婦の一方に主入がなくても、もう片方に収入があれば夫婦の収入とみなす制度です。

総量規制が改定される平成22年6月18日以前は専業主婦でも消費者金融で借入可能でした。

その後の法改正で、無収入の専業主婦は消費者金融利用原則不可となりましたが、まったく借りられないとなると生活困窮者が出ることから、例外として配偶者貸付という制度が設けられました。

配偶者の同意や収入証明書があれば、収入のない専業主婦でも申込み資格があることになります。

ただし、この制度が利用できるかどうかは消費者金融次第。
配偶者貸付制度を実施しているかは各消費者金融が決めています。

プロミス・アコム・モビット・アイフルなど大手消費者金融では、配偶者貸付制度の利用を受け付けていません。
貸し付け条件で契約者自身に安定収入があることが必須とされています。

エレガンス・レディースフタバ・フクホー・キャッシングフタバのなどの中小消費者金融であれば利用可能です。

収入証明書(所得証明)の提出

希望の限度額によって収入証明書の提出が求められます。

消費者金融は50万円以上の借入希望額の場合と、すでに他社の借入先がある場合、他社借入額+今回の借入限度額で100万円以上となった場合は収入証明書が必要です。

消費者金融を利用時の収入証明書の提出は貸金業法で義務付けられています。

一方で銀行カードローンは以前までは200万円以上や300万円以上など、高額借入の場合のみでOKでした。

しかし、2017年頃から銀行カードローンの貸出残高の増加や過剰融資(貸し過ぎ)、それによる多重債務者の増加を理由に、銀行も体制を見直すことになりました。

その自主規制のひとつに、以前よりも少額で収入証明の提出を求めることがあります。

収入証明の提出が必要な希望限度額は各銀行により異なりますが、50万円以上を希望する場合など、収入証明書提出の条件のハードルはグッと上がっています。

審査基準と金利

実際に銀行カードローンで審査に落ちた人が、消費者金融では審査に通過した例があります。
このことから可能性を考えた場合、消費者金融は銀行に比べ審査に甘いと言えなくもありません。

銀行カードローンは銀行の商品の1つ。
一方消費者金融はカードローンが業務のメインとなり、積極的に借り手を探しているとも言えます。

審査のハードルを若干下げている分、貸付金利を銀行よりも高めに設定しています。
銀行カードローンの金利は14%台もありますが、消費者金融は18%を切る方が少ないです。

この平均金利の差が審査難易度の差と考えられています。

金利が安い代わりに、厳しく審査する銀行。
金利は銀行より高めだけれど、広く融資希望者を受け入れようとしている消費者金融。

この構図がうかがえます。

審査方法にも違いがあり、中でも大きな特徴は審査回数が違うことです。
銀行カードローンの審査は2回あり、銀行内の審査に加え、保証会社となる消費者金融の審査があります。

保証会社は万が一契約者が返済不可能となった場合、契約者に代わって銀行に残債を支払い、債権を譲り受けます。
銀行は保証会社にリスクを肩代わりしてもらえるシステムを有しているのです。

このことから銀行内の審査に通過しても、保証会社の審査に通過できなければ、結果審査落ちとなる審査システムです。

銀行カードローン名保証会社名
三菱UFJ銀行カードローン バンクイックアコム(株)
新生銀行カードローン レイク※新生フィナンシャル(株)
東京スター銀行 スターカードローン新生フィナンシャル(株)
みずほ銀行カードローン(株)オリエントコーポレーション
イオン銀行カードローンイオンクレジットサービス(株)またはオリックス・クレジット(株)
セブン銀行カードローンアコム(株)
楽天銀行スーパーローン(株)セディナ
横浜銀行カードローンSMBCコンシューマーファイナンス(株)
三井住友銀行カードローンSMBCコンシューマーファイナンス(株)
じぶん銀行カードローンアコム(株)

消費者金融の審査は、消費者金融の1回のみ。
回数で見ると銀行の方が審査に厳しいと言えるでしょう。

借入限度額

銀行カードローンはみずほ銀行カードローンで最高1,000万円まで高額融資が可能です。
消費者金融は最高でもアコムの800万円程度。

銀行カードローンの方が、高額借入が可能です。

個人の限度額に関しては、消費者金融は総量規制により『年収の1/3まで』と借入金額が制限されいています。
年収600万円の人は最高でも200万円までしか借りられません。

銀行カードローンは総量規制外なので、この制限はありません。
審査次第となります。

専業主婦の借入限度額は、多くの銀行で30万円~50万円となっており、銀行側で制限されています。
中には制限を設けていない銀行もありますが、他行と足並みをそろえ、大きな違いはないと考えられます。

主婦の限度額は、年収と返済能力などの審査によって決まります。

主婦の消費者金融での限度額は、総量規制によってどんなに多くても借入額は他の年収の1/3までです。
銀行の場合でも年収の1/3を超えることはあるかもしれませんが、年収を大きく超えて何倍もの利用限度額になることはありません。

銀行では主に「残高スライドリボルビング方式」を採用しており、借入残高に応じて、毎月の最低返済額(約定返済額)が決められています。

借入残高が10万円の場合、銀行カードローンは2,000円~10,000円と各社に違いがあります。

消費者金融には、銀行と同じ「残高スライドリボルビング方式」と「定率リボルビング方式」があります。

「定率リボルビング方式」は残高に消費者金融側で決められた割合を掛けて割り出す計算方法です。
借入残高が10万円の場合、4,000円~5,000円程度となります。

銀行カードローンの方が安い感じもありますが、返済金額が10,000円の場合もあるので、一概には言えません。

保証人の有無

どちらとも不要。
契約者の返済能力で判断される信用貸しとなっています。

無人契約機(自動契約機)の有無

消費者金融には無人契約機(自動契約機)があるのが一般的。

銀行は三菱UFJ銀行のバンクイック・新生銀行カードローンレイク(※)・三井住友銀行カードローンの3行のみとなります。

無利息サービス

無利息期間サービスがあるのは、新生銀行カードローンレイク※・静岡銀行カードローンセレカ・ジャパンネット銀行ネットキャッシングの3行のみです。

消費者金融はプロミスに続き、アコム・アイフルも30日間の無利息キャンペーンが始まりました。

レイクALSAにも5万円まで180日間無利息と全額30日間無利息の2つの無利息期間があり、自分に得するほうを選ぶことができます。

消費者金融の方が、サービスが充実している面が見られます。

即日融資

消費者金融では即日融資が可能ですが、銀行カードローンでは警視庁へのデータ照会に時間がかかるため、即日融資はできません。
2018年1月より、銀行カードローンは審査に警察庁データベースへの確認を設けました。

反社会的勢力への貸付が問題になり、個人向けローンの審査では警察庁データベースで申込者が反社会的勢力に属していないかどうかを確認することになりました。

その照会結果は早くても翌日、時間がかかる場合は数日から2週間後の審査完了となります。
そのため、銀行カードローンは即日融資に対応できません。

また、従来から銀行カードローンで自行口座が必要としている場合は、借入の申込と同時に新規口座開設の手続きが必要となります。
口座開設のほとんどは1~2週間程度かかります。

消費者金融はその縛りがないので、即日融資の条件に口座の有無を気にすることはありません。

審査スピード

消費者金融が圧倒的に早く、銀行カードローンには警察庁データベースへの照会もあり、スピード審査は期待できません。

安心感

現在は貸金業法を順守し、健全な営業をしている消費者金融ですが、融資を希望する以外は利用することがないことや、昔の取立が厳しかった時代などの名残から、どうしても敬遠されがち。

「消費者金融はちょっと…」という人がいるのも事実です。

銀行は給与の振り込みや、公共料金の口座振替や住宅ローンなど利用しているため安心感があります。

銀行カードローンと消費者金融の違いのまとめ

 銀行カードローン大手消費者金融
総量規制対象外(専業主婦OK)対象(専業主婦NG)
収入証明の提出各銀行の定める希望額以上の場合のみ必要・希望限度額が50万円以上
・他社借入額+申込限度額=100万円以上
いずれかの場合は必要
審査基準厳しい(保証会社あり)銀行よりは甘いと言える(保証会社なし)
金利消費者金融より安い銀行より高い
借入限度額審査次第で最大限度額までOK年収の1/3までOK
無人契約機ない銀行の方が多いある
無利息期間ない銀行の方が多いない消費者金融の方が少ない
即日融資口座が必要な場合もある口座自体なくてもOK
審査スピード最短即日最短即日
安心感高い銀行には劣ると考える人が多い

違いを知って最適なローン会社を選ぶ

専業主婦が借りられるのは総量規制により銀行カードローンのみ。
知らずに消費者金融に申し込みしても、審査通過できません。

収入があれば消費者金融という選択肢もあります。

会社員が高額借入を希望していても、消費者金融では年収の1/3という制限が設けられているため、希望する額を借りられない場合も。

銀行カードローンと消費者金融の違いをきちんと理解しておきましょう。

(※)新生銀行レイクカードローンは2018年3月いっぱいを目処に新規申込停止となります(3月26日記載)

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主婦でも借りられるカードローン

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